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兵庫県教職員組合

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第43回教育課程編成講座

第43回教育課程編成講座
第43回教育課程編成講座
第43回教育課程編成講座
「わかる授業・たのしい学校」の実現をめざした、教育課程の編成と創造的な教育研究活動を組織的にすすめるために、第43回教育課程編成講座が開催され、2日間で677人が参加しました。

前期の講演会では、佃 繁さん(梅花女子大学・教育課程部会協力研究所員)が「『アクティブ・ラーニング』と集団づくり」と題して講演をおこないました。 佃さんのお話から、国の教育政策の方向性について整理していただくとともに、「アクティブ・ラーニング」をどのようにすすめていくべきか、今後私たちが教育の現場で「学級づくり」「仲間づくり」にどのようにとりくんでいくべきか、わかりやすくお話いただきました。

参加者からは、「アクティブ・ラーニングの根底にあるもの、今現場にもとめられているものが理論的に分析されており、わかりやすかった」「学習指導要領や全国学力・学習状況調査の結果分析など、見過ごされがちな面からの話でたいへん説得力があった」「子どもどうし、生徒と先生との信頼関係がなければアクティブ・ラーニングは難しいと思った。安心して自分の思いを発言できるそんな仲間づくりをめざしたい」などの感想がありました。

後期の講演会では、村上登司文さん(京都教育大学・平和教育部会協力研究所員)が「戦後71年目からの平和教育-兵庫県平和教育実態調査をもとに-」と題して講演をおこないました。村上さんからは、10年ぶりに実施した平和教育実態調査をもとに、戦争体験継承の問題点をあきらかにしていただくとともに、学校現場の実情をふまえこれからの平和教育をどのようにすすめていくべきか、わかりやすくお話いただきました。

参加者からは、「調査結果をもとにした内容だったのでよく理解できた」「修学旅行で広島に行っている。意識して継続するよう声を上げるとともに、若い先生方に平和教育の重要性を伝えていきたい」「平和教育の火を消さないようにとりくみを広げていきたい」などの感想がありました。

午後からは、前期が教科系の10分科会、後期が課題別の9分科会にわかれて、分科会が開催されました。協力研究所員や研究所員が中心に、全国教研の還流や、授業で役立つワークショップなどの講座、実技などが企画され、参加者は積極的に活動に参加し、熱心な討議や支部間交流をおこないました。

今後、「ゆたかな学び」を具現化するための教育課程の創造的編成にとりくむとともに、体験を通して、ゆたかな人間性や社会性をはぐくみ、「生きる力」を身につける等、子どもが主体となる創意工夫をこらした教育実践の推進をはかっていく必要があります。編成講座での学びを生かした実践をすすめ、今秋の第66次兵庫県教育研究集会においてさらに討議を深めます。

ゆたかな教育の創造をめざす兵庫県民会議(教育創造県民会議)

ゆたかな教育の創造をめざす兵庫県民会議(教育創造県民会議)
ゆたかな教育の創造をめざす兵庫県民会議(教育創造県民会議)
ゆたかな教育の創造をめざす兵庫県民会議(教育創造県民会議)
辻芳治代表委員のあいさつの後、子ども子育て支援新制度の問題や奨学金制度の拡充、教職員定数改善のための国や県、各市町のとりくみなどが協議されました。
講演では、家族を頼れない子どもたちのおかれている現状や地域社会の大人として何ができるのかを分かりやすく説明していただきました。「子どもの貧困」問題から、今目の前にある子どもたちや若者の厳しい現実を知ることができました。また、「子どもの権利条約」の視点から、子どもや若者たちが「自らを守るもの」として、人権や基本的自由などの諸価値の大切さや人権を守るための諸制度についてどこまで学べているのかという問題提起もありました。それぞれの立場の大人が何ができるのかをあらためて考えるよい機会となりました。「できるひとが、できることを、できるかたちで」とりくんでいく重要性と、なにがあっても「あきらめない、負けない」強い意志が必要だと再確認することができました。
参加者からは「すべての子どもたちにゆきとどいた教育を保障していかなければならない」という意見が出されました。
秋には「兵庫の教育をよくする県民署名」のとりくみをおこないますので、みなさんの積極的なご協力をよろしくお願いいたします。

*「教育創造県民会議」は、
地域・家庭・学校が一体となって相互に連携し、「21世紀のゆたかな教育の創造」にむけ、地域の保護者・労働者・教職員・県民が連帯を深めながら、家庭や地域の教育力の活性化と子どもたちの人間的な成長をめざしてとりくんでいます。
また、学校教育と地域・保護者との連携のあり方、教育予算拡充による教育条件整備、保護者の教育費負担軽減、教育制度のあり方、外国人労働者の増加などによる教育の国際化、子どもの人権問題などについて、地域の方々と教育関係者の対話の充実とさらなる協力関係づくりをめざして活動をしています。

2015年度 社会貢献事業 車椅子・福祉自動車・児童養護施設支援 寄贈式

2015年度 社会貢献事業 車椅子・福祉自動車・児童養護施設支援 寄贈式
2015年度 社会貢献事業 車椅子・福祉自動車・児童養護施設支援 寄贈式
2015年度 社会貢献事業 車椅子・福祉自動車・児童養護施設支援 寄贈式
兵教組は、多くの方々からの「協賛金」に支えられ、子どもたちへの就学支援や教育文化・社会貢献事業をおこなっています。今年度も(一財)兵庫県学校厚生会、(一財)兵庫県教育会館、(公財)日本教育公務員弘済会兵庫支部に共催いただき、「福祉自動車等支援事業」「車椅子支援事業」「児童養護施設等への支援事業」をすすめてきました。
寄贈式では、車椅子4台、福祉自動車2台を寄贈しました。また、児童養護施設等への支援事業では3施設に支援をおこないました。
参加者交流では、児童代表、施設代表の方から、協賛金賛同者・共催団体への感謝の言葉や施設の状況の報告などがありました。この事業を通じて、県内の障害者施設、障害児教育に携わっている人々、児童養護施設との連帯・交流を深めることができました。
障害者差別解消法の趣旨を生かし、「ともに生き、ともに学ぶ」社会、「障害者の自立」をめざして、これらの支援事業が、みなさんの生活に少しでも役立てられることを願っています。
※寄贈式の様子は、組合員専用ページに動画を掲載しています。

今後も、この事業の趣旨およびこれまでの経緯を踏まえ、兵教組の教育文化・社会貢献事業の充実と発展をめざします。引き続き皆様のご協力をお願いいたします。

第39回母と女性教職員の会 兵庫県集会

第39回母と女性教職員の会 兵庫県集会
第39回母と女性教職員の会 兵庫県集会
第39回母と女性教職員の会 兵庫県集会
「母と女性教職員の会」の運動は、1954年に始まりました。「わが子、教え子を再び戦場に送るな」をスローガンに、子どもたちの幸せをめざし、女性がいきいきと生きられるように、そして、憲法を守るために全国各地でとりくみを続けています。

全体会では、「すべての子どもに居場所のある学校」をめざしてとりくんだ大阪市立大空小学校のドキュメンタリー映画「みんなの学校」を鑑賞、午後には、木村泰子さん(大空小学校初代校長)から「みんなの学校が教えてくれたこと」と題した講演を受けました。参加者からは
・映画と講演で「どんな子どもも排除しない」という理念を実施している学校が存在していることに驚き、同時に心強く思った
・対等な大人の関係がなければ、子どもたちに対等な関係はできないという言葉が心に残った
・インクルーシブ教育はどうあるべきか改めて考えた
・中学校現場ではインクルーシブ教育は夢のまた夢と思っていたが、そうではないかもしれないと思うことができた
などの感想がありました。

分科会では、3つのテーマで討議をおこないました。
「平和と国際連帯」分科会では、県立明石城西高校新聞部のとりくみについて問題提起を受け質疑等をおこないました。戦争経験者の聞き取りやブラックバイトの現状など、高校生が書く充実した内容に驚くとともに、子どもたちが知ること、発信することの大切さを確認しました。
「子どもの人権を考える」分科会では、インクルーシブ教育のとりくみについて問題提起があり、討議をおこないました。法律や文部科学省通知について知るとともに、合理的配慮やインクルーシブ教育について具体的に考えることができました。
「性別にとらわれず自分らしく生きる」分科会では、NPO法人LGBTの家族と友人をつなぐ会の方から、性同一性障害の子どもの親として問題提起を受けました。性の多様性について改めて気づくとともに、学校で男女に分けられることのつらさなども聞き、正しい知識をもつことの大切さを考えることができました。

参加者からは「久しぶりに『母女の会』に参加し、とても元気をもらった」「教職員だけでなく、保護者も参加されているのが素晴らしいとおもった」「もっと多くの人に参加してほしい」などの意見がありました。
今後も、保護者・教職員などそれぞれの立場で、いのちが大切にされる平和な未来をつないでいくため、運動を続けていきたいと思います。
集会にご協力いただいた皆様、ご参加いただいた皆様に心より感謝申し上げます。ありがとうございました。

阪神・淡路大震災21年 児童・生徒、教職員 - 追悼の夕べ -

阪神・淡路大震災21年 児童・生徒、教職員    - 追悼の夕べ -
阪神・淡路大震災21年 児童・生徒、教職員    - 追悼の夕べ -
阪神・淡路大震災21年 児童・生徒、教職員    - 追悼の夕べ -
「阪神・淡路大震災の教訓の継承」をテーマにした、杉尾須美子さん(ひょうご防災特別推進員)の講話では、「雨の日こそ防災訓練に参加して日常と違った環境を体験することが大事、自分の命は自分で守る。助けられる人が、助ける人になれるように自分で体験・訓練をしていただきたい」と訴えられました。
黙祷の後、「追悼の歌」として、神戸市立桂木小学校合唱団のみなさんが、「しあわせ運べるように」など、美しい歌声を響かせました。
「1.17への思い」では、泉雄一郎執行委員長と、高井芳朗教育長が、震災で得た教訓を生かしていく決意等を述べました。
メモリアルコンサートでは、西宮市立図書館ボランティアが、参加者に少しでも笑顔を届けたいとの思いをこめ、絵本「じごくのそうべえ」の音楽朗読劇を披露しました。
※組合員専用ページに当日の様子を動画で掲載しています。

震災から21年。震災を「忘れない」とりくみとともに、震災を経験していない若い世代へ「伝える」とりくみがもとめられています。兵教組は、今後も、子どもたちに「生きる力」を育む教育実践の深化・発展、各地で発生している自然災害などにより被災した教職員や子どもたちの支援に引き続き努力していきます。

1.17への思い(抜粋)
泉雄一郎執行委員長
阪神・淡路大震災で犠牲になられたみなさんのご冥福を心からお祈りするとともに、ご遺族の皆様に、改めて心からのお見舞いを申し上げます。阪神・淡路大震災20年の節目の年であった、この1年間のとりくみをご報告し、御霊にささげます。
1月には、アメリカ合衆国・連邦緊急事態管理庁(FEMA)関係者を招き、「心のケアの普遍化をはかるために」をテーマとした「国際シンポジウム」を開催した。教職員が子どもたちにストレスマネジメントの授業をおこなうことが、教職員自身のセルフケアにもつながることや、心に傷を受けた子どものケアのあり方等が確認されました。
4月には兵庫教育文化研究所の所報『こどもと教育』臨時増刊号として、特集「阪神・淡路大震災二〇年 防災教育アーカイブ」を発刊しました。FEMAとの国際シンポジウムや、阪神・淡路大震災と東日本大震災をつなぐシンポジウムの記録、優れた防災教育の実践等が収録されています。これらの記録を未来に伝達できればと思っています。
東日本大震災から5年を迎えようとしていますが、その復興は道半ばです。兵教組は「福島県震災遺児奨学金」への支援カンパや、被災地から兵庫県に転入している子どもたちに図書カードを贈るとりくみも継続しています。
阪神・淡路大震災の教訓を日々の教育実践に生かすとりくみについては、11月に開催した兵庫県教育研究集会の「生きる力を育む教育」分科会で、実践報告と討議がおこなわれました。
放射能学習に関する弱さを実感させられる報告や、20年前に神戸から避難してきた子どもを受け入れた経験を生かし、20年前と今をつなげた防災教育の報告もありました。そして、教職員が語り継ぐための場づくりが、阪神・淡路大震災を風化させないためにも重要であることが確認されました。
兵教組は、子どもたちに「生きる力」をはぐくむ教育実践の深化・発展、教職員や子どもたちの支援に、引き続き努力することをお誓い申し上げます。

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